【番外編】ボイジャー

先日、久しぶりに中野のプラネタリウムに、行ってきました。
中野ZEROプラネタリウム館は1972年に開設された古参のプラネタリウム館です。
ドームの大きさは直径15mで座席数は180座席、座り心地は決して快適とは言えません。
館内に入るとまず中心より少し後方中心にある投影機が目に入ります。最近の投影機は丸くもっと小さいのが多いですが、こちらは大砲の様に大きな投影機です。都内の公共施設で一番古い投影機だそうで、古くても機械はつやがあり存在感があります。星空のなかゆっくり動く姿には何故かロマンを感じます。1986年に2機目になり、以来ずっと現役で頑張っているそうです。(ちなみに一般的にプラネタリウムとは投影機のことを言うそうです。)
この中野館は解説も全て解説員の方が生でその日の星の位置の説明から始まり、ギリシア神話にちなんだ星座を丁寧に解説してくださいます。さらに毎月色々なトピックスがあり手作り感があります。9月のテーマは「探査機ボイジャーの打ち上げから~太陽系の先を目指して~」でした。
さて、皆さん宇宙探査機ボイジャーの活躍はご存じでしょうか?
ここからはボイジャーの話になります。
1969年7月にNASAはアポロ11号を打ち上げました。
それから8年後の1977年8月にボイジャー2号を打ち上げ、続いて半年後にボイジャー1号を打ち上げました。ボイジャーの目的は地球外惑星の木星・土星・天王星・海王星へ訪れることでした。
太陽系の惑星は太陽を中心に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星が廻っていることは昔、学校で習いましたね。
1980年代にこの地球から外の惑星が同じ方向に並ぶため探査機が訪れるのに絶好のチャンスだったのです。いくらタイミングがいいとは言え、まるで水に投げた石が跳ねるように順番に訪れることは技術的には当時大変なことでした。ここで新しい技術の挑戦、訪れた惑星の重力を利用して進路を変更しその惑星のエネルギーをもらって次の惑星に向かうというスイングバイ航法で行くことになったのです。
地球から旅をして来たボイジャーは最初の惑星、木星や衛星を間近にとらえました。イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストそしてイオから噴き出している火山をも発見しました。さらに土星へ、おなじみの土星の輪も鮮明にみせてくれました。衛星エンケラドスは氷の割れ目から塩水が噴き出しその噴水が土星の輪の1本となっていました。その後ボイジャー1号、2号は別々の方向に進路へ取ります。1号機は土星の衛星のタイタンの軌道に乗り、2号機は天王星、海王星の軌道にのりました。天王星や海王星に到達したボイジャー2号はこれらの氷惑星にも環と衛星があることも発見しました。
こうしてボイジャーは惑星の様々な特徴を教えてくれたのです。
地球に素晴らしい未知の写真を届けてくれたボイジャー2機は別々の方向の太陽系外に今も旅を続けているのです。
そしてもう一つのトピックスがあります。
ボイジャーには金色のレコードが搭載されています。
そのレコードには地球の色々な言語や動物の声、音楽、波の音等が入っています。
いつかに誰かに聞いてもらえることを願いつつ!
参照:「宇宙に命はあるのか」小野雅裕著
(N)
中野ZEROプラネタリウム館は1972年に開設された古参のプラネタリウム館です。
ドームの大きさは直径15mで座席数は180座席、座り心地は決して快適とは言えません。
館内に入るとまず中心より少し後方中心にある投影機が目に入ります。最近の投影機は丸くもっと小さいのが多いですが、こちらは大砲の様に大きな投影機です。都内の公共施設で一番古い投影機だそうで、古くても機械はつやがあり存在感があります。星空のなかゆっくり動く姿には何故かロマンを感じます。1986年に2機目になり、以来ずっと現役で頑張っているそうです。(ちなみに一般的にプラネタリウムとは投影機のことを言うそうです。)
この中野館は解説も全て解説員の方が生でその日の星の位置の説明から始まり、ギリシア神話にちなんだ星座を丁寧に解説してくださいます。さらに毎月色々なトピックスがあり手作り感があります。9月のテーマは「探査機ボイジャーの打ち上げから~太陽系の先を目指して~」でした。
さて、皆さん宇宙探査機ボイジャーの活躍はご存じでしょうか?
ここからはボイジャーの話になります。
1969年7月にNASAはアポロ11号を打ち上げました。
それから8年後の1977年8月にボイジャー2号を打ち上げ、続いて半年後にボイジャー1号を打ち上げました。ボイジャーの目的は地球外惑星の木星・土星・天王星・海王星へ訪れることでした。
太陽系の惑星は太陽を中心に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星が廻っていることは昔、学校で習いましたね。
1980年代にこの地球から外の惑星が同じ方向に並ぶため探査機が訪れるのに絶好のチャンスだったのです。いくらタイミングがいいとは言え、まるで水に投げた石が跳ねるように順番に訪れることは技術的には当時大変なことでした。ここで新しい技術の挑戦、訪れた惑星の重力を利用して進路を変更しその惑星のエネルギーをもらって次の惑星に向かうというスイングバイ航法で行くことになったのです。
地球から旅をして来たボイジャーは最初の惑星、木星や衛星を間近にとらえました。イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストそしてイオから噴き出している火山をも発見しました。さらに土星へ、おなじみの土星の輪も鮮明にみせてくれました。衛星エンケラドスは氷の割れ目から塩水が噴き出しその噴水が土星の輪の1本となっていました。その後ボイジャー1号、2号は別々の方向に進路へ取ります。1号機は土星の衛星のタイタンの軌道に乗り、2号機は天王星、海王星の軌道にのりました。天王星や海王星に到達したボイジャー2号はこれらの氷惑星にも環と衛星があることも発見しました。
こうしてボイジャーは惑星の様々な特徴を教えてくれたのです。
地球に素晴らしい未知の写真を届けてくれたボイジャー2機は別々の方向の太陽系外に今も旅を続けているのです。
そしてもう一つのトピックスがあります。
ボイジャーには金色のレコードが搭載されています。
そのレコードには地球の色々な言語や動物の声、音楽、波の音等が入っています。
いつかに誰かに聞いてもらえることを願いつつ!
参照:「宇宙に命はあるのか」小野雅裕著
(N)