延期に延期の末の結婚式

大きな金木犀<br>

大きな金木犀

香しい金木犀、美味しい果物、高い空。
10月を迎え、すっかり秋の景色に包まれ朝晩もひんやりとしてきましたね。

行楽シーズンという事もあって、観光地には多くの人が訪れる事でしょう。
そして日本でも海外からの観光客の上限を撤廃する事になりましたのでこれから更に多くの外国人が日本を訪れる事になり、かつての賑やかさが戻ってきそうですね。

さて、結婚披露宴も徐々に通常のスタイルに戻りつつありますが、先日担当したご両家様は2年半前からの延期のお客様でした。
コロナ禍で何と4回も日程を変更してようやく開催にこぎつけたという、まさに待ちに待った1日でした。

当日は申し分のない晴天、雲一つない青空でした。
ご親族だけの披露宴でしたが、延期している間に間もなく2歳になるお子さんも増えていて時間の経過をしみじみと感じました。

以前にも遠距離のお二人をご紹介した事がありますが、このお二人も青年海外協力隊がご縁で知り合いました。派遣先がナミビアとベトナムで距離としては1万キロ以上という超遠距離の時期も乗り越えて強い絆で結ばれたお二人です。
会えない時期はお互いに絵葉書を送りあったそうですが、郵便事情もあって届かなかった絵葉書もかなりあったとか。

披露宴は特別な演出もなかったのですが、終始和やかで、新郎がぐずるお子さんを膝の上に抱っこしたかと思えばおむつ替えについて行ったりと披露宴というよりも親族の懇親会のような温かな空間でした。
そして来年3月には2人目のお子さんも誕生予定だそうで、ご家族の未来が明るく輝いて見えた、そんな瞬間でした。



(司会者S)