学位記授与式

日本の3月は卒業式のシーズン。
先日は「学位記授与式」の司会を務めて参りました。

大学や大学院の卒業・修了時は
「学士」「修士」「博士」などの学位を取得されます。
それを証明する書類が「学位記」で
賞状のような形式で授与されます。

今年の卒業生の方々は、
貴重な学生生活の多くをコロナ禍中で過ごされて
大変な思いも沢山あったかと思います。

その日々を乗り越えて迎えられた学位記授与式。
皆さんとても晴れ晴れとした表情をなさっていました。

ご卒業誠におめでとうございます。
これからのご活躍をお祈りしています。

(AK)

一陽来復

2023年もあっという間に2月、1月後半からの寒波の影響を受けて全国的にも気温が低い日が続いています。
特に降雪のある地域にお住いの方は雪かきや雪下ろしなどご苦労も多い事と思いますし、最近はスキー場でバックカントリーの事故の報道もよく聞きますね。
札幌では雪まつりが開幕し、賑わいを見せているようです。
インフルエンザの流行も心配なところですが、免疫力をつけて元気に過ごしたいものです。

さて、本日2月4日は「立春」。
暦の上では「春」がやってきました。
とはいえまだ寒さは続きますが・・・

昨日は節分でしたね。
お近くの神社では節分会で豆まきが行われたところも多かったのではないでしょうか。
そんな2月3日から4日にかわる12時ちょうどに、私は「一陽来復」の御守りを今年の恵方に向けておまつりしました。
「一陽来復」とは
【冬が終わり春が来る事。新年が来る事。悪いことが続いた後で幸運に向かう事】
という意味があります。

新型コロナの蔓延から3年、「今年こそ日本が幸運に向かいますように」と願いを込めておまつりしましたが、さて今年はどうでしょう。


(司会者S)

お花は無いけれど

消防署もハロウィン<br>

消防署もハロウィン

秋も深まって朝晩とだいぶ肌寒く感じる日も増えて来ましたね。
日中との気温差で服装選びも困りますが、体調管理には十分気を付けて過ごしたいものです。

さて、先日担当したご披露宴はゲストのテーブルが一風変わった設えでした。
新婦はポケモンが大好きな方で、ゲストテーブルの中央にはお花ではなく、全て違うポケモンが置かれていました。
更に新郎新婦が座るメインテーブルの上には和装姿のピカチュウが座っているのです。

ゲストテーブルのポケモンには知らない方のためにポケモンの名前と特徴が説明されていて、お座りになったゲストの皆さんも楽しそうに写真を撮っていました。
他のテーブルのポケモンも気になったらしく、珍しそうに見て回る方もいました。

また、新郎新婦はお酒が好きで、会場内には「新郎新婦の推し酒コーナー」が設えられて、お持込のお酒が6本置かれていました。
祝宴が開始された後に、新郎新婦からそれぞれのお酒の紹介とそのお酒にまつわるエピソードが披露され、その後お食事と共に多くの方がコーナーを訪れて美味しそうに飲んでいらっしゃいました。

披露宴の進行には特別な演出はありませんでしたが、お二人がゲストを思いながら準備した楽しい工夫が凝らされた会場でのひと時はゲストの皆様にとっても素敵な時間になったのではないでしょうか。

(司会者S)

日本赤十字社医療センター周産期部門100周年記念式典

10月某日、日本赤十字社医療センター周産期部門100周年記念式典の司会を担当してまいりました。

大正11年に設立された周産期部門ですが、当時は自宅でお産をすることが当たり前だった時代で、なかなか直ぐには利用者が増えなかったんだそうです。
しかし病院はそこから徐々に施設や設備などを整えていき、母親の気持ちに寄り添ったお産を目指したことによって、
現在では毎年2500件を超える出産を担当しているとのこと。
また2000年8月に世界保健機関(WHO)・ユニセフから「赤ちゃんにやさしい病院」の認定を受けていらっしゃいます。

そういった周産期部門の数々の歴史のお話から始まり、
災害やコロナ禍などの中でも母子の為に尽くす医師や看護師の方のお話、
そして歴史の一場面を切り取ったスライドショーに映る子供たちの表情など、沢山のあたたかい雰囲気に包まれた時間でした。

中でも式典の中で流された「母の会の歌」はとても素敵でした。
「母の会」はこの病院で出産した親子を招待して行われていた創立記念の行事で、昭和45年ごろまで続いていたんだそうです。
そこで歌われていたテーマソングをこの式典のために資料を集めて復刻し、現在の病棟スタッフの方々が歌った音声が当日披露されました。
そのやさしいその歌詞と歌声がとても印象的でした。

母子が安心安全に分娩できるように、というお言葉をスピーチに立たれた多くの方が述べられていました。
そういった方々の支えがあって多くのお母さんが安心して出産できているのですね。
長い歴史と、これから先の未来への病院の歩みを感じられる素敵な式典でした。

仕事とはいえ、そんな式典に立ち会えたことを、司会者として嬉しく思います。




(司会者 西岡詩織)

子育て感謝状

ご披露宴の結びに、親御様へ感謝を込めて贈る記念品、最近は「子育て感謝状」を贈呈される方を多く見かけます。

一言で「子育て感謝状」と言っても十人十色。

ウェディンググッズを扱うお店や会場の提携ショップでも多くの種類があり、手作りをされる方もいらっしゃいます。

既製品でもハンドメイドでも、込められた想いは変わらず、世界に1つの大切な宝物になるのではないでしょうか?

人気があるのは、お写真を添えるデザインです。

幼い頃の天真爛漫な笑顔や天使のような寝顔、
凛々しく麗しい前撮りのお写真、
楽しい思い出が蘇るお気に入りの家族写真…と、
皆さん思い思いのお写真をセレクトされています。

中には、ご披露宴当日のベストショットを入れられるように、あえてスペースをあけてお渡しする…という方もいらっしゃいます。

そして、デザインも多種多様!

感謝のメッセージはもちろん、
親御様のお好きなお花やキャラクターを添えたり、
ご誕生からご入籍まで親御様と共に過ごされた日数や、
お生まれになった時の身長と体重を記したり…

先日は、お誕生日の日の夜空をデザインされたロマンティックな感謝状をご用意された方もいらっしゃいました。

お2人らしく大切な想いを伝える子育て感謝状、本当に素敵なデザインばかりで、私も当日に拝見するのを楽しみにしております。



(司会者M.S)

延期に延期の末の結婚式

大きな金木犀<br>

大きな金木犀

香しい金木犀、美味しい果物、高い空。
10月を迎え、すっかり秋の景色に包まれ朝晩もひんやりとしてきましたね。

行楽シーズンという事もあって、観光地には多くの人が訪れる事でしょう。
そして日本でも海外からの観光客の上限を撤廃する事になりましたのでこれから更に多くの外国人が日本を訪れる事になり、かつての賑やかさが戻ってきそうですね。

さて、結婚披露宴も徐々に通常のスタイルに戻りつつありますが、先日担当したご両家様は2年半前からの延期のお客様でした。
コロナ禍で何と4回も日程を変更してようやく開催にこぎつけたという、まさに待ちに待った1日でした。

当日は申し分のない晴天、雲一つない青空でした。
ご親族だけの披露宴でしたが、延期している間に間もなく2歳になるお子さんも増えていて時間の経過をしみじみと感じました。

以前にも遠距離のお二人をご紹介した事がありますが、このお二人も青年海外協力隊がご縁で知り合いました。派遣先がナミビアとベトナムで距離としては1万キロ以上という超遠距離の時期も乗り越えて強い絆で結ばれたお二人です。
会えない時期はお互いに絵葉書を送りあったそうですが、郵便事情もあって届かなかった絵葉書もかなりあったとか。

披露宴は特別な演出もなかったのですが、終始和やかで、新郎がぐずるお子さんを膝の上に抱っこしたかと思えばおむつ替えについて行ったりと披露宴というよりも親族の懇親会のような温かな空間でした。
そして来年3月には2人目のお子さんも誕生予定だそうで、ご家族の未来が明るく輝いて見えた、そんな瞬間でした。



(司会者S)

【番外編】ボイジャー

先日、久しぶりに中野のプラネタリウムに、行ってきました。
中野ZEROプラネタリウム館は1972年に開設された古参のプラネタリウム館です。
ドームの大きさは直径15mで座席数は180座席、座り心地は決して快適とは言えません。
館内に入るとまず中心より少し後方中心にある投影機が目に入ります。最近の投影機は丸くもっと小さいのが多いですが、こちらは大砲の様に大きな投影機です。都内の公共施設で一番古い投影機だそうで、古くても機械はつやがあり存在感があります。星空のなかゆっくり動く姿には何故かロマンを感じます。1986年に2機目になり、以来ずっと現役で頑張っているそうです。(ちなみに一般的にプラネタリウムとは投影機のことを言うそうです。)
この中野館は解説も全て解説員の方が生でその日の星の位置の説明から始まり、ギリシア神話にちなんだ星座を丁寧に解説してくださいます。さらに毎月色々なトピックスがあり手作り感があります。9月のテーマは「探査機ボイジャーの打ち上げから~太陽系の先を目指して~」でした。

さて、皆さん宇宙探査機ボイジャーの活躍はご存じでしょうか?
ここからはボイジャーの話になります。
1969年7月にNASAはアポロ11号を打ち上げました。
それから8年後の1977年8月にボイジャー2号を打ち上げ、続いて半年後にボイジャー1号を打ち上げました。ボイジャーの目的は地球外惑星の木星・土星・天王星・海王星へ訪れることでした。
太陽系の惑星は太陽を中心に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星が廻っていることは昔、学校で習いましたね。
1980年代にこの地球から外の惑星が同じ方向に並ぶため探査機が訪れるのに絶好のチャンスだったのです。いくらタイミングがいいとは言え、まるで水に投げた石が跳ねるように順番に訪れることは技術的には当時大変なことでした。ここで新しい技術の挑戦、訪れた惑星の重力を利用して進路を変更しその惑星のエネルギーをもらって次の惑星に向かうというスイングバイ航法で行くことになったのです。
地球から旅をして来たボイジャーは最初の惑星、木星や衛星を間近にとらえました。イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストそしてイオから噴き出している火山をも発見しました。さらに土星へ、おなじみの土星の輪も鮮明にみせてくれました。衛星エンケラドスは氷の割れ目から塩水が噴き出しその噴水が土星の輪の1本となっていました。その後ボイジャー1号、2号は別々の方向に進路へ取ります。1号機は土星の衛星のタイタンの軌道に乗り、2号機は天王星、海王星の軌道にのりました。天王星や海王星に到達したボイジャー2号はこれらの氷惑星にも環と衛星があることも発見しました。
こうしてボイジャーは惑星の様々な特徴を教えてくれたのです。
地球に素晴らしい未知の写真を届けてくれたボイジャー2機は別々の方向の太陽系外に今も旅を続けているのです。
そしてもう一つのトピックスがあります。
ボイジャーには金色のレコードが搭載されています。
そのレコードには地球の色々な言語や動物の声、音楽、波の音等が入っています。
いつかに誰かに聞いてもらえることを願いつつ!

参照:「宇宙に命はあるのか」小野雅裕著



(N)

お孫さんの結婚式

この夏は久し振りに再会した音楽やスポーツのイベント、花火大会等々みなさんも楽しまれた事と思います。
季節は進み、秋の到来ですね。
シルバーウイークと言われるこの連休を利用して旅行などを予定されていた方も多かったと思いますが、折悪く台風14号が猛威をふるって九州から四国・中国地方などに甚大な被害が出ているようで、1日も早い回復を祈るばかりです。

さて、今日は敬老の日。
「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」とされ、以前は9月15日でしたが、2003年から9月の第三月曜日に変更されています。

コロナの影響で遠方に住んでいる祖父母にはなかなか会えないという方も多かったことでしょう。
そういう意味では以前は結婚式や披露宴に新郎新婦の祖父母が出席している場面は自然でしたが、ここ数年は出席を見送る事が多くなっていました。

今年は少しずつ出席出来るようになってきて、この三連休に開催された披露宴にも新郎新婦の祖父母が参列していました。
80代、90代とまさに戦後の日本を創り上げて来た大先輩が、お孫さんの晴れ姿に目を細め、涙している姿を見るととても感動します。

昨日担当した披露宴では、87歳の新婦の祖母がお色直しの中座の際に新婦としっかり手を繋いで歩いていましたが、とても嬉しそうでそしてとても誇らしげに見えました。
披露宴の後半では新婦からサプライズで敬老の日の花束が贈られるなど素敵なシーンもあってお孫さんである新婦にとっても忘れられない1日となった事でしょう。

ちなみに、私が担当した披露宴で出席最高齢は104歳の新郎の祖父でした。
車いすも使わず、話す言葉もはっきりしていて周りの皆さんも尊敬の眼差しで見守っていた事を懐かしく思い出しました。

全国のお祖父さん、お祖母さん、元気で長生きしてくださいね。

(司会者S)

うれしいご縁

7月も半ばを過ぎました。
早々に梅雨が明けて猛暑日が続くかと思いきや最近は雨も多く、各地で被害の報告も相次いでおり心が痛みます。
これも気候変動の影響なのかもしれませんが日々気を付けて過ごして行きたいものですね。

ところで、先日お打ち合わせをした新郎新婦はお若くて爽やかなお二人でした。
初対面のご挨拶をする中で、どんなお仕事に携わっているのか、お二人が出会ったきっかけはどんな事だったのかなどをお聞きしていくのですが、たまたま新郎様の出身地が私の通っていた高校と近かったのでそんなお話をしたところ、何と同じ高校出身という事がわかりました。
その後お二人が同じ大学で同じ部活動で知り合ったというお話になったところで、何と私と同じ大学出身という事がわかり、更に同じ部活動だったという事も判明してその場で思わず歓声を上げてしまいました。
本来であればご披露宴の進行内容のお話を進めるべきところ、ついつい昔話に花が咲いてしまい時間を忘れてしまいました。

ご披露宴の司会者を決める際に、会場側からパンフレットを提示されたり、動画サイトを案内されたりすると思いますが、何十名という司会者の中から自分達に相応しい司会者を見つける事はかなり難しいと思います。
そんな時に参考にするのが、例えば同じ県の出身、同じ大学の出身、星座や血液型といった情報です。

これまでにも同郷なので、とかパンフレットに書いてあった●●が一緒だったので、といった理由でご指名を頂いた事もありましたが、今回のようにお会いしてみて初めて共通項が見つかったという事もありますので、これこそが「ご縁」というものなんだなあ、とつくづく思った瞬間でした。


(司会者S)

【番外編】花菖蒲

今回は番外編をお届けします。

昨日、担当するご披露宴会場に向かう途中に今が見頃の花菖蒲を見に行ってきました。
出掛けた場所は「明治神宮御苑」。
あの明治神宮の中にある広さ約83,000㎡の名苑です。
もともとは身体がお弱かった昭憲皇太后の運動のためにと明治天皇がお作りになったのですが、元来の地形を活かしたゆるやかな坂道などが続きます。
また、お身体を休めて頂けるような休憩所として『隔雲亭』という素晴らしい家屋も再現されています。
そしてこの中にはパワースポットとしても有名な「清正井」(きよまさのいど)もあり、昨日は行列が出来ていました。

春夏秋冬様々な表情を見せてくれるこの場所では、6月になると16枚の菖蒲田に見事な花菖蒲が咲き競い、私たちの目を楽しませてくれます。

案内板によりますと、『明治30年頃、明治天皇の御思召により優秀な品種を集め、植えられたもので、当時は80余種でしたが、現在では150種・大株1500種を数え』るそうです。
また、『花菖蒲には江戸(東京)種、伊勢種、肥後(熊本)種の三系統がありますが、ここの花菖蒲は江戸種』だそうです。

以前は6月上旬から7月上旬までが花期とされていましたが、最近では少し早く、5月末から咲き始めるようになりました。
今月中でしたらまだ間に合いますので是非お出かけになってみてはいかがでしょうか。


(司会者S)