プロフィールムービー

東京都の緊急事態宣言解除から1か月が経ちました。
結婚式場ではご披露宴でのアルコールを提供しながらも引き続き感染対策を徹底して大切な披露宴を守る取り組みを行っています。
ゲストの皆様もマスクの着用などに協力を頂いており、このままゆっくり収束に向かってほしいと祈るばかりです。

さて、ご披露宴では映像を上映する場面がいくつかあります。
ワクワクするようなオープニングムービー、お二人の生い立ちを綴ったプロフィールムービー、出席できなかったご友人などを中心にお祝いのメッセージが収録されたムービー、そして披露宴に出席してくださったゲストのお名前を映画のエンドロールのように紹介するエンドロールムービーと様々な形の映像が上映されています。

中でも一番多く上映されるのが「プロフィールムービー」ですね。
この映像を作成するために必要なもの、それは新郎新婦のお写真です。

新郎新婦は幼い頃の写真を探すために親御様に協力してもらいながら一緒にアルバムを繰って成長の軌跡を改めて確認するのです。
よく耳にするのは、「こんなにたくさんの写真を撮ってもらっていたなんて思いもしなかった。」という言葉。
ご両親が自分たちの元に生まれてきた新郎新婦を心から慈しみ、健やかに成長してほしいという願いを込めて何気ない日常の風景やかしこまった表情などを写真に収めて下さったのです。

プロフィールムービーを作成する事で親御様への感謝の気持ちを改めて感じることでしょう。
そして親御様にとっても、完成したプロフィールムービーを観る事で新郎新婦が生まれてからの成長の日々を懐かしく思い出される、そんな素敵な時間になることでしょう。



(司会者S)

キャンドルサービス

早いものでもうすぐ11月、最近急に寒くなってきましたね。
今日は東京西部のホテルでのご披露宴を担当したのですが、朝現地に向かう電車の中から冠雪した富士山が綺麗に見えてとても嬉しい気持ちになりました。
10月1日をもって東京都の緊急事態宣言は解除され、アルコールの提供も再開しました。
それでもまだまだ気を緩める事なく引き続き感染対策を講じながら、寒い季節にはインフルエンザにも気を付けて過ごして行きたいものですね。

さて、昔から披露宴の演出として代表的なものが「キャンドルサービス」です。
この「キャンドルサービス」を日本で初めてご自身の披露宴に取り入れたのはあるローソクメーカーの社員さんだったそうです。
今から60年も前のお話です。

キャンドルサービスの起源は諸説ありますが、キリスト教の結婚式で行われるセレモニーの1つ『ユニティキャンドル』がキッカケとする説が有力だそうです。

『ユニティキャンドル』とは、祭壇に飾られた3本のロウソクのうち、両サイドのロウソクに、両家のお母様が火を灯します。
そして残った真ん中のロウソクに、新郎新婦が一緒に火を灯します。
これには“両家の家庭の火を絶やさず、次の世代に引き継いでいく”という意味があるそうです。

さらに『ユニティ』には“ひとつになる”という意味があることから“それぞれ別々の人生を生きてきた二人が、新しく1つの家族になる”ということも意味しているそうです。


(司会者S)

BestVenture100 Conference 2021 司会を務めました

起業家の方々を対象に年に一度開催され、著名な経営者をお招きして、そのご経験やストーリー、考え方等々をテーマに大変有益なご講演をいただいているイベントです。


私が司会を担当させていただくようになって彼此8年、様々な会場で毎回多くの方が出席されていましたが、コロナ禍中という社会情勢もあって昨年に引き続き今年もZoomでのリモート開催となりました。


ここ1,2年で皆さんZoomの操作にかなり精通されたようで、今回はかなりスムーズかつ反応も良かったように感じました。


講演自体はさすが一流経営者だけあってスピーカーの方々のお話しがとても上手く、トークセッションも盛り上がり、参加者からも数多くの質問をいただきました。
門外漢の私が聴いていてもとても勉強になる、毎年楽しみなお仕事です。


リモートでの開催も良いですが、皆さん交流会などは対面でなさりたいのかなと思いつつ…次回は会場にお集まりいただけるようになるのでしょうか。


いずれにしても早く状況が落ち着くようにと願うばかりです。



(かわいあつみ)

素敵なおもてなし②

暑さ寒さも彼岸まで、という言葉がありますがまだ日中は残暑で汗ばむ陽気になっています。
今はお墓参りに行ってもお花はお供えしても食べ物は遠慮してくださいという所が多いと聞きます。
仏壇があるお家ではお彼岸の時期にお供えする食べ物と言えば「おはぎ」や「ぼたもち」ですね。
いわゆるもち米に餡子やきな粉、胡麻などをまぶしたものですが、一説によれば春の彼岸には牡丹の花に似ているから「ぼたもち」、秋の彼岸に秋の七草の萩が小豆に似ているから「おはぎ」と呼ばれているそうですよ。

さて、未だコロナ禍のご披露宴が続いていますが、前回は「ウェルカムグッズでお二人らしいおもてなし」をご紹介しました。

このような状況下、大きな声を出す、何人かが集まって密になる状態を避けなければならないため、余興を入れない進行にする事も多くなっています。
それでもせっかく出席して下さったゲストのために何かできる事はないかと悩まれる事でしょう。
以前であればテーブルをラウンドして集合写真を撮る、という演出はとても多かったのですが昨今ではテーブルに飛沫防止パネルが置かれていて集合写真には適さない状態になっている事も。

そこである新郎新婦は会場内にフォトスペースを作って、自由に写真を撮ってもらえるようにしました。
会場の壁面にある家具を活かしてソファーを配置、周りにはポップな色合いのクッションや花、グリーンなどをあしらってとても素敵な空間になりました。

ゲストの皆様もご理解下さり、2人ぐらいの少人数で順番に思い思いのポーズでお写真撮影を楽しんでいました。
もちろん、新郎新婦も一緒に参加してとても和やかな時間を過ごす事が出来ました。

これもまたお二人らしいおもてなしですね。



(司会者S)

【番外編】中秋の名月

9月21日は中秋の名月でした。

子供の頃は親がススキとお月見団子を用意してくれて

月と、(特に)お団子を楽しんだものです。

お月見はもともと中国で始まったとされ、朝鮮や日本に伝わったとされているそうです。



今年の中秋の名月は満月でしたね、ご覧になりましたか?

私が夜空を見上げた時は雲もかかっていなくて、とても大きな満月が東南に輝いていました。

お月様から右の方にはひときわ輝く星がありました、木星です!

さらに右の方角に土星が輝いているはずなので視線を移すと、

あった! 多分あれが土星かな、

そんなことを楽しみながら住宅街の街灯に邪魔されながらもひと時を楽しみました。



さて古より我々に潤いを与えてくれるお月様は地球から一年に3cmくらい遠ざかっているそうです。

遠い将来は地球からどんな見え方になるのでしょうか。



(N)

素敵なおもてなし

9月も半ばを過ぎると朝晩少しずつ肌寒くなってくる季節ですが、街を歩けば金木犀の香りが漂ってきます。
季節は確実に進んでいるのですね。
東京都では9月12日までだった緊急事態宣言の期間を9月末まで延長する事となりました。
感染者数は徐々に減少してはいますが、まだまだ気を緩めるわけにはいきません。
引き続きひとりひとりの心がけで1日も早く状況が好転する事を願うばかりです。


新しい生活様式でのご披露宴当日は、様々な制約がある中で新郎新婦が出席くださる皆様のために心を込めて準備を進めてきた特別な1日となります。
ゲストの方々もきっとこの日を心待ちにしてくださることでしょう。

そんな皆様に感謝の気持ちを込めて、披露宴が始まる前におもてなしとしてウェルカムドリンクと共にお過ごし頂く時間をウェルカムグッズが彩ります。
これまで私も様々なウェルカムグッズを目にしてきましたが、中でも印象的だったものについて少し紹介していきたいと思います。

先ずははアウトドアが共通の趣味という新郎新婦。
キャンプも大好きという事で、キャンプの様子をジオラマで再現したものを飾っていました。
かなりリアルで素晴らしいクオリティでした。

続いては、スタジオジブリが大好きという新郎新婦。
テーブル一杯にジブリ映画に登場するキャラクターの人形が配置され、ワクワクするような空間でした。
ちなみにこのお二人、ウェディングケーキにもマジパンで作ったジブリのキャラクター達を登場させてゲストの皆様も大喜びでした。

他にも美術館巡りが趣味の新郎新婦はこれまで出掛けた美術展のチケットをボード一杯に飾っていましたし、ラーメン屋さん巡りが趣味の新郎新婦はお店の前で撮った写真をたくさん飾っていました。
中学・高校の教師をしているという新郎新婦は挙式から披露宴のタイムテーブルを教室の黒板風に表現していましたね。

このようにお二人らしいおもてなしは工夫次第で無限に広がっていくのです。

(司会者S)

言葉の持つ力について②

今日は東京パラリンピックの閉会式ですね。
国内の新型コロナウイルス感染状況も予断を許さない中、選手、関係者が一丸となって無事大会を成し遂げました。
振り返れば、何もかもが異例ずくめの開催でしたが、TOKYO2020はオリンピック史上語り継がれる大切な出来事として私たちの記憶に刻まれる事でしょう。

さて、猛暑が続いた東京もすっかり秋の気配に覆われて日中でも半袖では少し肌寒さを感じるくらいになりました。
季節の変わり目、特に体調には気を付けたいものです。

前回は「言葉の持つ力」、と題してお届けしました。

私たちが普段何気なく使っている言葉も、言霊を少し意識するだけで人間関係が良好になり、幸せな人生へと結びつくのではないでしょうか。
良くない事が起きても、言葉にする時に少しだけ前向きに言い換えてみると沈んでいた気持ちが徐々に浮き上がって進んでいけるものです。
また、良い事があった時にはどんどん言葉にして自分だけではなく周りの人達にも幸せを分けてあげましょう。

このような言葉の持つ力を仕事で実践しているのが、プロの司会者やMCです。
司会者は大勢の人の前で話すことになるので、発する言葉には非常に強い影響力があると自覚しなければなりません。
そのためプロの司会者やMCは、往々にしてきちんとした言葉遣いが出来ているものです。
また状況によって相手に配慮し、様々な言葉を使い分けています。
披露宴やイベントを心に残るものにするためには、司会者の発する一つ一つの言葉がとても大切なのです。
プロの司会者をご依頼頂いた際は、進行のスムーズさはもちろん、言葉の力にも注目して頂ければ幸いです。


(司会者S)

言葉の持つ力について

夏はスポーツ観戦の季節でもあります。
昨年はコロナの影響で開催が中止された全国高校野球選手権大会(いわゆる夏の甲子園)も今年は大会関係者のみの観覧とはなったものの、無事開催の運びとなりました。
部活動は高校3年間、甲子園でプレイ出来る日を夢見て球児たちは日々厳しい練習に弱音も吐かず黙々と取り組んできました。
真っ黒に日焼けして、憧れの甲子園球場で生き生きと走り回る彼らの姿は本当に力強く、心からエールを贈りたくなります。

さて、この大会がこれまで取り止めになった事が過去3回ありました。
1回目は1918年の「米騒動」、2回目は1941年の「太平洋戦争」、そして3回目が昨年2020年の「新型コロナウイルス感染拡大」です。

昨年から今年にかけて、毎年当たり前のように開催されていた大切なイベントが中止を余儀なくされて行きました。
それでも主催者は来年こそはと気持ちを立て直してまた準備を進めている事でしょう。
度重なる緊急事態宣言、まん延防止等重点措置に国民の意識も薄れがちになってきている今日この頃、何が一番大切で優先すべきことなのか、もう一度考えるべきなのかもしれませんね。

さて、披露宴での祝福の言葉は、聞いているだけでも幸せな気持ちになれるものです。
それは言葉の持つ力によるものかもしれません。
今回は言葉の力にスポットを当ててみたいと思います。

「言祝ぐ(ことほぐ)」という言葉には、祝福を述べるという素晴らしい意味があります。
この「言祝ぐ」は、日本の言霊(ことだま)思想が反映された言葉です。
言霊とは、言葉に宿っている霊的な力のことをいいます。
日本では古くから、声に出した言葉が現実に何らかの影響を与えると信じられてきました。
良い言葉やおめでたい言葉を発すると本当に良いことが起こり、悪い言葉を発すると良くないことが起こるという考えです。
現代の日本にも言霊信仰は強く残っています。

例えば、披露宴のようなお祝いの席では、縁起の悪い忌み言葉は避けたほうが良いとされています。
ここでいくつか忌み言葉をご紹介しましょう。『別れる』『切れる』『離れる』『壊れる』『破れる』『再び』『重ね重ね』などがあります。
ゲストスピーチの中にこのような忌み言葉が出てくることもありますが、プロ司会者はおめでたい席だからこそ気をつけて言葉を選んでいるのです。


(司会者S)

披露宴におけるアドバイス②

コロナ禍の影響で、今年も夏休み、お盆休みの帰省は自粛傾向となっていますね。
高速道路の渋滞が何十キロとか、新幹線や在来線特急列車の乗車率が200%という報道に驚いた事が遠い昔のように感じます。
以前は手紙か電話ぐらいしかなかった通信手段ですが、ここ数年で離れた場所にいても顔を見ながら話が出来るテレビやタブレットなどが発売されて各段の進歩を遂げています。
それでも1日も早く直に顔を合わせて再会を喜び合う事が出来る日を心待ちにしたいものですね。

さて、結婚披露宴の主役はもちろん新郎新婦ですが、お二人が一番感謝をしなければならないのは、親御様ではないでしょうか。
親御様にとって、自分達の元に誕生してくれた日のこと、そして立派に成長するために惜しみない愛情を注いで育くんできた事を昨日のことのように思い出す1日となります。

晴れの日を迎えたお二人の姿を誰よりも心から喜び、お祝いしてくれる親御様ですが、披露宴中はゆっくりと思い出に浸ってばかりはいられないのが現実です。
ゲストが親族のみ、または友人が中心であっても親御様はこの日に来てくださったゲストの皆様へご挨拶をしなくては、と思われる事でしょう。
「来賓の方へのご挨拶はどの方が最初?」よく聞かれる質問です。
新郎の親御様なら新郎側主賓としてご挨拶をして下さった方、次いで乾杯をして下さった方の順に行かれると良いでしょう。

「お酌をしてまわるタイミングは?」こちらもよくある質問です。
今はコロナ禍でお酌は控えましょうという傾向にありますが、以前ですと乾杯した直後は皆様お食事を召し上がりますので、少し落ち着いてからのタイミングか、または新婦がお色直しで中座している時間帯をご案内していました。

最近は新郎新婦の中座中に懐かしい生い立ちの映像を上映することが多くなっています。
親御様の下に誕生し、成長していく過程を2人なりに工夫しながら作成する映像です。
親御様がご挨拶まわりに夢中になって見逃してしまったというお話も聞きます。
司会者から映像のアナウンスがあったら、是非お席でゆっくりご覧になってくださいませ。


(司会者S)

披露宴におけるアドバイス①

先月23日に開幕した東京オリンピックは本日閉会式を迎えます。
日々熱戦が繰り広げられ、テレビを通して観戦する私たちにもその熱気は十分に伝わってきましたね。
今大会から正式種目となったスポーツもあり見どころも満載、更に日本人選手も史上最多のメダルを獲得するなど大変な活躍を見せた17日間でした。
この後は24日からパラリンピックが開幕します。
変わらずテレビを通して声援を送り続けたいものですね。

さて、皆さんもご存知の通り、結婚披露宴は新郎新婦の門出を祝う大切な席です。
お招きしたゲストに「良い披露宴だったね」と言って頂けるような素晴らしい時間にするためのヒントを少しご紹介しましょう。

以前にも結婚披露宴の進行についてご紹介しましたが、披露宴は、通常2時間30分での進行が一般的です。
「2時間30分」と聞くと結構長い時間だし、いろいろな演出や余興をお願いしないと間が持たないと思われがちです。
ところが実際には、始まってから御挨拶を頂いている間に30分以上経過し、更にお色直し等で中座をすると30~40分が過ぎます。
再入場でゲストへの御挨拶まわりに加えて、友人にスピーチなどを頂いているとあっという間に花束贈呈の時間になります。

多くの方に足を運んで頂いた披露宴です。
皆様に感謝の気持ちを伝えたいとお考えでしたら、出来るだけゲストと触れ合う時間を大切にすることをおすすめします。
特にコロナ禍における結婚披露宴では適切な距離を保ち、大声を発する余興や密になる状態を避けるための工夫が求められていますので、例えば事前に映像化して当日は上映のみにする事で着替えなどの準備も不要になり、ゆっくりお食事を楽しむ事が出来ますよね。

また、そういった余興が無くてもそれぞれが久しぶりに顔を合わせるわけですから美味しいお食事と会話があればそれが一番のおもてなしになるのかもしれませんね。

(司会者S)